2009年9月 2日

皆さん方は、どれだけ描けるものなの?

当方の研修で、実際に受講者の方が描かれた絵です。

090902.jpg理想のリーダー像をキーワードで羅列してもらうと、「包容力」とか「責任感」等ほとんど同じ要素が並びます。そう、皆さんはそれなりに最もらしい単語を見繕ってくるのです。
しかし、上図のようにイメージ化するとなると、全く異なるアウトプットに仕上がっているのが、面白い現象といえます。

描く前は「ダメですよ」と抵抗しながらも、いざ描いてみると案外やってくれます。
大人になって絵を描く機会がなくなり、なんだか慣れていないし照れくさいのですかね。でも、絵を描いた後は「いやぁ、面白かった!」と喜んでいただけます。

そして間違いなく、その視覚的なイメージが多くの方の記憶に残ります。
研修を終えても、描いた絵の話題で盛り上がったりするのです。

……ということは、
経営トップが自らの理念やビジョンを絵に描いてくれたりすると、組織内への浸透度は格段に違ってくると思えるのですがね。
いかがでしょうか?

2009年9月 1日

ここまで描けば、もう初級じゃないね!

初級レベルの次なる目標は、【動作】、【人物】、【立体】です。

まずは【動作】
マンガ的表現では、1コマの絵にわずかな時間の流れを描くことができます。
そして身体の動きは、心理的な意味合いまで感じさせてくれます。
もうこれは、使わない手はありません。
この記事のイラストでは、手の動きを描いていますが、こうした繰り返しの動作にも役立ちますね。

090901_1.jpg
次に【人物】
人物とは、他人の描き分けです。登場人物が多いほど、展開のバリエーションが拡がります。
さらに仲間の特徴を絵にできれば、誰と打ち合わせしたかなども、直感的に記録することができるのです。
人物描写の差別化は、メガネの有無顔の輪郭。眉毛や眼などの顔パーツの特徴。そしてそれらの配置で決まります。

090901_2.jpgそして【立体】
これはコマに割った連続的な動きや、視覚的な強調。相手と自分との距離感など、絵に奥行きを生み出します。
プレゼンテーションなどの他者の眼を引きつける成果物には、大いに役立つといえます。
そう、ここまで描けると、怖いモノなしでしょう。

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いかがでしたか? 『描くチカラ』
このスキルは、きっとビジネスに役立つと信じています。
『描くチカラ』を実践できる人が増えると、いろんな活用の仕方が生まれてくるでしょう。

さてこの秋、『描くチカラ』について勉強会を開催することにしました。
毎月1回、少人数(10名程度)で楽しく始めようと思っています。
詳細については、有限会社ビズマインドのサイトか、本ブログでお知らせします。
興味あれば、ご一報を!

2009年8月31日

描くことは、いろんなことにチャレンジできるぜ!

【顔】と【手】、【言葉】を描いて、自分の思いを具象化していくと、そこにある何かに気づきませんか?
上手いとか下手なんて関係なく、絵を描く前と描いた後では、いろんな発見が起こっているのです。
白い紙にわずかな線が這うだけで、何かの存在を感じさせてくれるのですから、絵で表現することは人間が持つ素晴らしい刺激だと思います。

たとえば、文章を読んで、その論理を絵としてまとめてみる。――するとその直列的な言語情報が、並列的なイメージ情報へと変貌してくれます。
090831.jpgロジカルシンキングなんて、絵にしちゃえば、理解しやすいですよ。自らの論理で組み立てる思考のプロセスが、視覚化されて楽しめます。そして何度も見直せます。繰り返しが面倒にならないのが、絵という表現が持つチカラなのですね。

さて、10回に渡って『描くチカラ』の初級編を解説しました。
明日は、基本的な【顔】と【手】、【言葉】の表現が、さらにどう『描くチカラ』のバリエーションを拡げてくれるのかを、お届けいたします!

2009年8月30日

【言葉】を描けば、絵が生きてくる ②

吹き出しの中に入れる"文字"は簡単です。
その場で発するセリフを書き込めばよいのです。

しかし文字表現には限界があるので、バリエーションを盛り込んでいく方法があります。例えば、わかりやすく心理を表すモノとして、"符号"を用いることが効果的です。
090830.jpg
また、"文字"の配置を、吹き出し内に収まらせるだけでなく、顔のそばに小さく記すだけで、内面的な情報まで伝えられるようになります。

……ということで、【言葉】を描くとは、セリフそのものだけでなく、言葉以外の情報を伝えることにも役立てます。いわゆるノンバーバル(非言語コミュニケーション)までも可能とした表現術なのです。

では明日、この『描くチカラ』講座の基本である【顔】と【手】、【言葉】を用いた例をお届けいたします。

2009年8月29日

【言葉】を描けば、絵が生きてくる ①

【言葉】って、吹き出しを描くことから始めます。
その吹き出しにはいろんな形状があり、それらを発言者の意図と絡めて結びつければ効果的です。
正解がある訳ではありませんが、言わんとしていることを吹き出しのカタチに当てはめて伝える要領です。

090829.jpg細かくいえば、顔のどちらに吹き出しを配置するかで、声の方向性が表せます。
たとえば、画面の右側遠くにいる人物へ大声をかける場合は、線状の放射を顔の右上に描いて、相手の立ち位置を感じさます。
このように、意外と奥の深い表現を吹き出しは担ってくれるのです。

さて、吹き出しの次は、その中に【言葉】そのものを置かなければなりません。
明日は、【言葉】を完成させる"文字"のバリエーションをお伝えします!

2009年8月28日

【手】を描けば、絵が動いてくる!

複雑な動きをする指。
それが5本も備わる【手】は描くのに一苦労します。
普段からよく見る対象だけに、直感的なデッサンの狂いが誰からもわかってしまうのです。

だから、難しい指は極力描きません。
指が見えにくい【手】の甲側を描くのです。
090828.jpg
甲がしっかり描けると、そこに親指を立たせたり、人差し指を取り付けたりして、【手】に表情を与えていきます。
そのシルエットがそれらしくまとまってきたら、手の平側に挑戦できますけど、そうした野心は捨てましょう。
描きやすい甲だけで、問題なく「描くチカラ」が発揮されていますから……。

では明日、第3の要素【言葉】をお届けします!

2009年8月27日

【顔】を描けると、絵が楽しくなる!

丸と線で描ける【顔】は、誰の目にも止まる重要なパーツです。
だから難しく感じる反面、描いちゃうと俄然楽しくさせてくれる対象といえるでしょう。

とにかく丸を描くのですが、ただ単に丸を描いているとは思わずに、顔の輪郭を表していると心に言い聞かせてペンを進めてください。タマゴ型になれば上々です。四角い輪郭でも問題ないです。
左右対称の丸が描けなくても大丈夫。後から描く目や口がカバーしてくれますから……。
090827.jpg目と眉毛を描いた丸の中に配置してください。
左右の大きさに違いが出ないよう気をつけるだけです。
多少、素っ頓狂な場所に描いても大丈夫。その方が個性的です。

目の下には、【顔】の表情を決めるパーツ……。そう、口を描き入れます。
口は口角がポイント。口角の位置で、表情がものの見事に変わりますよ。
一度、やってみてください!

意思を表す【顔】の次には、行為を示す【手】となります。
では明日、その【手】を描いてみましょう!

2009年8月26日

『描くチカラ』の基本3要素は、コイツらだぁ!

『描けないモノは描かない』といっても、描く必要のあるモノを描かずにはいられません。
それが、【顔】と【手】、そして【言葉】なのです。
この3点セットで、割と多くの範囲をカバーしてくれます。

090826.jpg
上の絵のようなシンプルなパーツも、その適切な組み合わせや効果的な活用によって、しっかりと語り出してきます。
命が吹き込まれる感じなのです。
誰かに見せる絵を描こうと肩肘張らずに、まずは自分のためにこれらのパーツを使えるようになるだけで、自己対話のバリエーションは格段に拡がります。

では、明日は絵の肝となる【顔】から始めてみましょう!

2009年8月25日

『描く』ために『省く』こと

なぜ絵を描くことが難しく感じられるかというと、『描けないモノを描こうとする』からです。
実は描かなくてもカタチって感じ取れるのです。
たとえば、描くのが困難な肩から腕の具合を省いて顔と手を配置するだけで、描いていない部位を想像させることができます。
090825.jpgこの絵のように、顔と手によって伝えたい事柄を充分に表現してくれますから、それ以外は描かなくてもいいのです。いわば、アニメのセル画みたいに動くところだけを描き、静止部分は消してしまう要領です。
描くのが難しい割には、それほど重要なことを伝えているわけではないので、そこを省いて「その場で、素早く、楽しんで……」を実践していくのが大事なんですね。

そんな割り切りの精神を元に、『描くチカラ』の基本3要素を明日から紹介します!

2009年8月24日

自分を励ますメッセージを描こう!

中学生の時、学業優秀な友達のノートを見せてもらいました。
目を凝らすと、ノートの至る所に「しっかり!」や「ええぞ!」などのセリフが書き込まれています。
その意味を尋ねると、「ここは大事なところやから、よう覚えとかなアカンねん。せやから、自分で自分を励ましてるんや」と教えてくれました。
孤独でもある勉強を楽しくする工夫を、彼は自分へのメッセージを書き込むことで行っていたのです。もちろんそうした努力の甲斐があって、志望校への入学を果たしたのは言うまでもありません。

資格試験や語学習得など、自分のバリューアップをするための勉強に取り組むビジネスパーソンは、数多くいます。
そうした人たちがさらに学習効果を高めるには、『描くチカラ』の活用が有効だと考えます。

090824.jpgたとえば、付箋に自分のキャラクターを素早く描いて、重要箇所へサッと貼り込みます。そのアクションが、一時的な記憶を後押しします。
その後、しばらくして資料を再読する際、描かれた自分へのメッセージが目を引き、反復する勢いを与えてくれるのです。
再読する楽しさも手伝って、資料を読み返す能率も高まることでしょう。
そんな学習効果を『描くチカラ』には潜んでいると思います。

……では、具体的にどのように描くのか?

それは、また明日をお楽しみに!